大人の嗜み
今年の夏は、
「粋」に遊ぶ。
40代からの浴衣は、派手さよりも「素材感」と「着こなし」が命。
恥をかかない選び方から、5分でできる帯の結び方まで。
男の風格を上げるための情報を厳選しました。
40代が選ぶべき一着
安っぽく見えないポイントは「色」と「生地」にあります。
色は「藍・墨・茶」
派手な柄は避け、無地または細かい幾何学模様(微塵格子など)を選びましょう。落ち着いた色味が大人の色気を引き出します。
素材は「綿麻」
ポリエステル100%は光沢が安っぽくなりがち。綿と麻の混紡(綿麻)なら、適度なシャリ感と涼しさがあり、高級感が出ます。
サイズは「くるぶし」
丈が短すぎると子供っぽく、長すぎるとだらしなく見えます。くるぶしが隠れるか隠れないか、の絶妙なラインを意識してください。
3分で決まる。男の浴衣「粋」な着こなし術
男性の浴衣は「おはしょり」がない分、実は女性よりもずっと簡単です。
最重要ポイントは「衿(えり)の合わせ」と「腰紐の位置」。この2点さえ押さえれば、誰でも一瞬で着物美人に並ぶ「粋な男」に変われます。
羽織って衿(えり)を合わせる
仕立てた浴衣であれば、羽織った浴衣の左右の衿先を持って、背中の中心がずれないように合わせます。
既製品であれば、羽織った状態で、左手に持った浴衣の裾を右腰に合わせ、身頃の調整をします。
「右前」に合わせる(超重要)
調整した身頃がずれない様に左右を軽く引っ張りながら自分から見て「右」側の布を先に体に巻き、その上に「左」側の布を重ねます。逆(左前)は弔事(お葬式)の着方になってしまうので、必ず「右手が懐に入る」状態を確認してください。
腰紐(こしひも)で固定する
腰骨のすぐ上あたりで腰紐を締めます。お腹を少しへこませた状態で強めに締めると、動いても着崩れしにくくなります。紐の余りは内側に挟み込んでスッキリさせましょう。
シワを伸ばし整える
背中のシワを両脇に寄せるようにして伸ばします。胸元が開きすぎないよう整えたら、ベースの完成です。この上から帯を締めれば、立ち姿の美しい浴衣スタイルの完成です。
さらに「粋」に見せる3つの鉄則
- 首元は詰めすぎない:喉仏が見えるくらいに軽くV字を開けると涼しげで男らしくなります。
- 裾は「前下がり」にしない:裾が地面と平行か、少し後ろが上がるくらいに調整すると、足運びがスマートに見えます。
- 補正タオルを活用:細身の方は、お腹にタオルを巻いて「寸胴(ずんどう)」にすると、着崩れせず貫禄が出ます。
基本にして至高。「貝の口」を結ぶ
男の帯結びで最もポピュラーで、かつ粋なのが「貝の口(かいのくち)」。
椅子に座っても背中が痛くならず、緩みにくいのが特徴です。この手順通りにやれば、5分で完成します。
手先(てさき)の長さを決める
帯の片端(手先)を左腰骨から右腰骨くらいの長さで半分に折り、浴衣の合わせに沿って体に巻いていきます。
胴に2?3周巻く
そうする事で着崩れを防ぎます。この時、息を少し吸った状態で締めると苦しさが軽減されます。
タレを内側に折り込む
巻き終わったタレ先を内側に折り込み、手先と同じくらいの長さに調整します。ここが綺麗な結び目のコツです。
交差させて結ぶ
タレを上にして交差させ、下からくぐらせて一度ギュッと結びます。
折り返し結ぶ
最後にタレを折り返し、手先を通して形を整えます。
粋に見せる仕上げのコツ
- 結び目は背中の真ん中ではなく、少し左右どちらかにずらす。
- 帯の位置は、お腹の下の方(腰骨あたり)で締めると貫禄が出ます。
- 背中のシワは、脇の方に寄せてスッキリさせましょう。






